今回の搭乗について
昼便だから楽しめた、JAL SUITEと和食
羽田からバンコクへ向かうJL31で、777-300ERのファーストクラス「JAL SUITE」に搭乗しました。旧世代の座席ですが、横幅のゆとり、中央席でも隣が気になりにくい仕切り、丁寧なメンテナンスにより、ファーストクラスらしい快適さがありました。
今回の魅力は座席だけではありません。羽田の専用チェックインから出国、ファーストクラスラウンジまでがスムーズで、機内では松茸の香りが印象的な和食と、自然な気配りのあるサービスを楽しめました。昼便なので、食事も座席もサービスも慌ただしく切り上げずに味わえることが良かったです。
IFEや座席コントローラーの古さ、機内Wi-Fiの遅さは気になるものの、羽田〜バンコクでファーストクラスを選ぶなら優先したい便だと感じました。
今回の評価(5点満点)
座席・機内食の評価
フライト情報
アップグレードの利用条件
今回はマイルを利用してのアップグレードです。ファーストクラスへのアップグレードは予約クラスJ,C,D,Iのみ対応可能です。
一部対象外の運賃があります。詳しい条件はJAL公式のアップグレード特典案内をご確認ください。
路線
羽田(HND)からバンコク(BKK)へ向かうJL31に搭乗しました。
今回の運航時刻
時刻は各空港の現地時刻です。羽田を11:12に離陸し、バンコクに14:50に着陸しました。空中時間は5時間38分でした。
| 区分・空港 | 定刻 | 実際 |
|---|---|---|
| 出発羽田 | 定刻出発10:40 | 実際の離陸11:12 |
| 到着バンコク | 定刻到着15:10 | 実際の着陸14:50 |
区間距離の参考
区間距離の記録は2,852マイル、約4,590kmです。路線の参考距離であり、今回の実際の飛行経路を測った距離ではありません。
今回獲得したマイル・FLY ONポイント
今回は8,348マイルと5,779 FOPを獲得しました。マイルによるアップグレードでも、積算は元の航空券の条件に基づきます。
基本マイル 3,586
ボーナスマイル 4,762
有償航空券での獲得数は、予約クラスや会員ステイタスによって変わります。
出発空港・ラウンジ
空港到着・出発手続き|JAL First Class Entrance
羽田第3ターミナルでは、JAL First Class Entranceを利用しました。到着時はほかに利用者がおらず、待ち時間はありません。
ファーストクラス専用の保安検査も、出国審査も列がなく、とてもスムーズでした。空港に着いてから、出国後のファーストクラスラウンジに入るまで18分です。
- 空港到着
- 09:28
- JAL First Class Entrance
- 09:31
- チェックイン待ち
- なし
- 専用保安検査
- 09:41
- 出国審査通過
- 09:42
- 保安検査・出国審査の列
- なし
- 空港到着→ラウンジ
- 18分
JAL First Class Entranceの写真をさらに見る(3枚)
ラウンジ|JALファーストクラスラウンジ
朝のJALファーストクラスラウンジには25分ほど滞在しました。メインラウンジには適度に利用者がいましたが、席の確保に困ることはありません。
- ラウンジ名
- JALファーストクラスラウンジ
- 利用資格
- JAL First Class搭乗
- 利用時間帯
- 朝(09:46–10:11)
- 混雑・着席状況
- 適度に利用者がいたが、席の確保に困らなかった
真鯛と鮪の寿司
鮨 鶴亭でいただいたのは、真鯛と鮪の寿司です。ネタがかなり厚切りで、食べ応えがあります。寿司のほかにサラダ、スープ、フルーツもいただきました。
ラウンジの飲み物と設備
ラウンジにはJoseph Perrierなども用意されていました。ダイニングにはテーブル席があります。今回はシャワーを利用していません。
ファーストクラスラウンジのWi-Fi
ファーストクラスラウンジでWi-Fiの速度を測ってみました。測定結果は次の2件です。
測定結果 1
測定結果 2
搭乗|147番ゲートからグループ1で搭乗
ラウンジから147番搭乗口までは歩いて4分でした。ファーストクラスはグループ1での案内で、その順番で機内へ入りました。
- ラウンジ→搭乗口
- 徒歩4分
- 搭乗口到着
- 10:15
- 搭乗開始
- 10:28
- 実際の搭乗時刻
- 10:30
- 搭乗グループ
- グループ1
座席・機内での過ごし方
座席の広さ・使い心地
JAL SUITEは旧世代の座席ですが、横幅にゆとりがあり、ファーストクラスとして十分に良い座席だと感じました。中央席でもパーティションを上げると隣の席がほとんど見えず、プライバシーの高さを感じます。
収納は頭上に余裕があり、足元の下にも小型のスーツケースを置けそうな空間があります。座席まわりは手入れが行き届いていて、古さを感じさせません。
座席の寸法はJAL公表の製品仕様です。
- 座席配列
- 1-2-1
- シート幅
- 約58cm
- 通路アクセス
- 全席直接通路
- リクライニング方式
- フルフラット
- ベッド最大長
- 約199cm
- ベッド最大幅
- 約84cm
座席・モニターの操作
一方で、操作まわりには世代の古さを感じます。個人モニターはコントローラーで操作する方式で、正直、操作性は良くありません。座席のコントローラーも旧世代です。
休息・寝心地
フルフラットの座席にマットレスを敷くと快適に休め、到着時にも疲れを感じませんでした。昼便なので睡眠が中心ではなく、起こしてもらう必要もありませんでした。
- 座席
- フルフラット
- 寝具
- マットレス
- 到着時の疲労感
- なし
機内サービス
名前を呼んで対応してもらえたことに加え、気配りが自然でした。食事を出すペース、飲み物の補充、お願いしたことへの反応も良く、過剰に感じることも、放っておかれる感じもありません。
- 食事のペース
- 良好
- 飲み物の補充
- 自然な気配り
- 依頼への反応
- 良好
電源・USB・Wi-Fi・個人モニター
座席脇には110Vの電源とUSB-A端子があります。23インチの個人モニターに加えて、機内Wi-Fiも利用しました。
- AC電源
- あり(110V)
- USB
- USB-A
- Wi-Fi
- あり
- 個人モニター
- あり(23インチ)
機内Wi-Fiの実測
今回の機内Wi-Fiの測定結果です。速度は遅めですが、テキストメッセージのやり取りには使えました。
今回の実測:下り2.96Mbps・上り1.97Mbps・遅延163ms。
機内食・飲み物
和食を選択
前菜・椀物
前菜では小松菜のトリュフソースが特に好印象で、椀物も飛行機の中とは思えないほどおいしかったです。
松茸料理と丹波黒鶏のごはん
いちばん印象に残ったのは、松茸と里芋に醤油餡を合わせ、キャビアを添えた一皿です。松茸の香りとキャビアの塩味の組み合わせがとても良かったです。丹波黒鶏のごはんもおいしく、和食全体の完成度は、機内食としてかなり高いと感じました。
甘味・食後のチョコレート
甘味は甘さと塩味のバランスが良く、食後にはJEAN-PAUL HÉVINのチョコレートも追加でいただきました。
搭乗時の提供機内食メニュー
JAL提供機内食メニュー
搭乗時期に対応する提供メニューです。実際にいただいた料理と感想は本文に記載しています。
和食|前菜五種
- 〈石かわ〉茸焼浸し(大黒占地、あわび茸、柳松茸)
- 〈虎白〉いくら、擂り葱
- 〈虎白〉喜知次、大根、南蛮漬け
- 〈虎白〉小松菜、トリュフソース
- 〈石かわ〉牛たん、蓮餅、銀餡
和食|椀物
- 〈虎白〉車海老真丈、銀杏、柚子
和食|中皿
- 〈虎白〉松茸、里芋、醤油餡、キャビア
和食|煮物
- 〈石かわ〉クエ、蕪沢煮(厚揚げ、牛蒡、茗荷、三つ葉、生姜)
和食|御飯
- 〈石かわ〉丹波黒鶏ごはん、または白御飯
和食|留椀・香の物
- 〈石かわ〉滑子
- 〈石かわ〉長芋漬、青柴漬
和食|甘味
- 〈虎白〉葡萄氷、塩チーズソース、昆布
洋食|アミューズ・ブーシュ
- 山羊乳のバヴァロワ
洋食|オードブル
- 北寄貝と根セロリのスープ
- サボイキャベツと毛蟹のプレッセ
洋食|メインディッシュ
- 白身魚、ムール貝のソースマリニエール
- 和牛フィレ、赤万願寺唐辛子のファルシ
洋食|ブレッド
- ミッシュブロート
- テーブルブレッド
- ビアルント
- だだ茶豆のフォカッチャ
洋食|デザート
- 和栗のクレーム・アマンド、ムラングキャラメル
アラカルト|お酒のお供に
- 串盛り合わせ(鶏もも塩、軟骨つくねたれ、出汁巻き玉子)
アラカルト|サンドイッチ
- 三元豚のカツサンド
アラカルト|軽いお食事
- おすすめの一品:鶏チャーシュー丼
- 和牛のコク旨カレー
アラカルト|JALオリジナル ヌードル
- JAL特製「ソラノイロ」ゆず香る中華そば
アラカルト|ワインと共に
- 各種チーズの盛り合わせ
- オードブル盛り合わせ(クリームチーズサーモン、コルニッションとオリーブ/鶏レバーのパテ、バゲット添え)
アラカルト|リフレッシュメント
- 季節のフルーツ盛り合わせ
- ハーゲンダッツ アイスクリーム(バニラ/ニューヨークチーズケーキ)
- ショコラ(JEAN-PAUL HÉVIN)
- プレーンヨーグルト
提供に関するご案内
- 内容・食材・産地は都合により変更となる場合があります。
- 茸焼浸しのきのこの種類は変更となる場合があります。クエはめぬけの場合があります。
- テーブルブレッドには、はちみつが含まれています。
- メニューには、アレルギー対応食の事前予約案内と、微量のアレルゲンの除去を確約できない旨が記載されています。
- 魚介類に小骨・鱗・殻が残る場合があります。
搭乗時の提供ドリンクメニュー
ファーストクラスの提供一覧です。
ソフトドリンク・ノンアルコール
ノンアルコールドリンク
- ロイヤルブルーティー® "クィーン オブ ブルー®"
- アランミリア ピノノワール スパークリング
- サントリー オールフリー
- ももとぶどうフィズ(スカイタイム、トニックウォーター)
- アップルクーラー(アップルジュース、ジンジャーエール)
ソフトドリンク
- JALオリジナルドリンク “スカイタイム ももとぶどう”
- オレンジ
- アップル
- トマト
- コカ・コーラ
- コカ・コーラ ゼロ
- スプライト
- ジンジャーエール
- ほうじ茶ブレンド “からだすこやか茶W”
- 冷緑茶 “綾鷹(あやたか)”
- ペリエ
紅茶
- “マルコポーロ”フレーバリーティー
- ダージリン
- アールグレイ インペリアル
- オレンジペコ セイロン
- “ブルボン”ハーブティー(ノンカフェイン)
日本茶
- 煎茶(宇治茶)
- ほうじ茶
コーヒー
- Grand Cru Café「ブルーマウンテン ブレンド」
- エスプレッソ
- カプチーノ
- カフェインレスコーヒー
アルコールメニュー
シャンパーニュ
- シャンパーニュ ビルカール・サルモン キュヴェ エリザベス・サルモン・ロゼ 2013
- シャンパーニュ ボランジェ ラ グラン・ダネ 2015
白ワイン
- カーショウ・ワインズ クローナル・セレクション シャルドネ 2022
- ヴァイングート・デンホフ ヘレンプファート・イム・ミューレンベルク GG リースリング・トロッケン 2023
- M.シャプティエ シャント アルエット 2020
日本のワイン
- NIKI Hills Winery HATSUYUKI 2024
赤ワイン
- シャトー・ラグランジュ 2018
- ドッグポイント ピノノワール マールボロ 2021
- シャトー・イガイタカハ "園" 2024
- ヤンガラ・エステート・マクラーレン・ヴェイル・シラーズ 2022
純米大吟醸酒
- 飛露喜 純米大吟醸(廣木酒造本店/福島県、アルコール分16度)
- くどき上手 純米大吟醸 愛山11% 特別限定酒(亀の井酒造株式会社/山形県、アルコール分15度)
焼酎
- 長期洞窟熟成酒極上 森伊蔵(森伊蔵酒造/鹿児島、アルコール分25度)
- 百年の孤独(黒木本店/宮崎県、アルコール分40度)
ジャパニーズ ウイスキー
- サントリーウイスキー 響
- イチローズモルト秩父 JAL Exclusive 2026
- 厚岸 シングルブレンデッド-夏至-
カクテル
- 黒糖ミルク
- 黒糖オンザロック
- 黒糖エスプレッソ マティーニ
- 六ジン マティーニ
- ブラッディーメアリー
- ガリバルディ(カンパリオレンジ)
- ジャパニーズ オールドファッション
スピリッツ & リキュール
- ロイヤルサルート 21年
- サントリー 六ジン
- アブソリュート ウォッカ
- 黒糖 デ レキオ
- 梅酒
- カンパリ
ポートワイン
- グラハムトウニー ポート 30年
ビール
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ
- アサヒ スーパードライ
- キリン 一番搾り
- サッポロ エビス
提供に関するご案内
提供に関する注記
- ワインの銘柄・ヴィンテージは変更となる場合があります。
- 数量には限りがあり、希望に添えない場合があります。
- イチローズモルト秩父と厚岸は、いずれか一銘柄の提供となる場合があります。
- 20歳未満には、アルコールおよびサントリー オールフリーの提供を控える旨が案内されています。
- コカ・コーラ ゼロは、コカコーラ ライト、ダイエット・コーラの場合があります。
- 日本発便では、大越基裕氏提案のアルコールペアリングコースが用意されています。
到着後
バンコク到着|国際線の乗り継ぎへ
バンコクではD7ゲートのボーディングブリッジに到着しました。ファーストクラスだったので、降機が始まると同時に機内を出ています。預け荷物はなく、そのまま国際線の乗り継ぎへ進みました。タイには入国していないため、入国審査や税関の通過はありません。
- 入国・乗継
- 国際線乗継(入国しない)
- 預け荷物
- なし
- 税関通過時刻
- 対象外(乗継)
- 着陸→税関通過
- 対象外(乗継)
今回の振り返り
どんな人に合うフライトか
JAL SUITEの広さとプライバシー、和食の完成度、古いプロダクトでも快適に保たれた状態が、このフライトの良さでした。松茸とキャビアの組み合わせは特に記憶に残っています。名前を呼んで接してくれる自然なサービスも心地よく、到着時に疲労感がありませんでした。
気になるのはコントローラー中心の操作系と低速なWi-Fiです。新しい機内設備や長時間のオンライン作業を重視するなら、この点は期待を調整した方がよいと思います。
JAL SUITEだけを目的に何が何でもこの便を選ぶほどではありませんが、マイルなどを使ってJALのファーストクラスを体験したい人には十分楽しめる内容でした。睡眠中心になりやすい夜便より、昼便のJL31の方が座席・食事・サービスを一通り味わいやすく、羽田〜バンコクならかなり優先して選びたいです。
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羽田第3ターミナルのチェックイン、保安検査と出国審査、ファーストクラスラウンジ、搭乗、JAL SUITEの座席と休息、機内サービス・食事・Wi-Fi、バンコク到着後の国際線乗り継ぎまで。





























